ベトナムに進出している日系企業の全てが信用ある会社かどうかなんて見分けるには、日本での情報が元になっていると思います。
私は、仕事でマーケティングを行っているのですが、日本で有名な日系企業であっても、ベトナムでのライセンスを保有せず営業をしていることが多々ありショックを受けます。
ベトナムでは、外資系100%企業になることが許されない業種があります。食品関係、衛生関係、人材関係などがよく知られているものです。この中であっても業種によっては外資系100%でも許されているものがあります。
今回は人材紹介会社を例にとって説明していきたいと思います。
人材紹介会社は、かつて日本人などの外国人ではライセンス取得が出来なかったのですが、ここ最近では外国人であっても条件さえクリアすればライセンスが発行されるようになりました。
ちなみに人材紹介会社ではライセンスがあるとホームページで謳っていても、実際には取得せずに経営コンサルティングのライセンスだけで営業している日系企業も多くあります。
ライセンスを取得せずに営業している企業というのは、営業利益を先行することが多いため、サービス利用後のケアがよくないケースがあります。
ここで、どこがライセンスを取得していない人材紹介会社だと糾弾するつもりはないので、ご自身で調べてみてください。調べ方は簡単です。
ベトナム語ですが、会社名を入れて出てきたライセンスの番号横に文字があるので、それをGoogle翻訳などで翻訳すればわかります。
人材紹介会社が必要なライセンスは78100(Hoạt động của các trung tâm, đại lý tư vấn, giới thiệu và môi giới lao động, việc làm)です。
翻訳すると、「センターの活動、代理店コンサルティング、人材紹介および仲介業務と雇用」となります。
ただ7200の経営コンサルティングだけで行っている会社も多いのが実情です。