日本コンビニ業界の人手不足を外国人労働者で補う

昨年ローソンは日本に留学する予定の学生を対象にベトナムと韓国で労働研修を始めました。積極的に外国人留学生の人材を確保するためです。

同社は地元の派遣社員と連携し、参加者にレジ使用方法や接客方法を教えました。
このような職業訓練プログラムを早期に実施することにより参加者が最終的に日本に到着した後すぐに店舗で働けるようにしています。全国の専門学校と連携して留学生の募集説明会も昨年開催しました。
これにより留学生によるアルバイト雇用が増やせると見られています。

セブンイレブンは、フランチャイズ従業員専用の託児施設を開設するという従業員の労働環境を改善する計画を立てています。 9月には、東京都大田区と広島県西区の2階の店舗で2日間の保育園が開かれます。 同社はこの取り組みの結果により同じような店舗の数を増やすことも検討する予定です。

コンビニ業界の主要3事業者は全国に合計5万店以上のコンビニエンスストアを運営しています。 労働力不足を解決するために様々なビジネスチャレンジがなされるでしょう。

国際交流事業の一環として、千葉県、東京都、埼玉県、愛知県においてベトナム人技能実習生の受け入れ事業を行っております。

各企業はこの状況をどのように解決するのか、より深く考える必要があります。

労働時間の短い日本の居酒屋がベトナム人留学生に助けを求める

ベトナム人留学生が中国人スタッフの減少による人手不足を解消しています。

大阪と東京 で 労働者不足に悩まされている日本の居酒屋チェーンは、ベトナム人パートタイマーを採用している現状があり、大阪を拠点にする 焼き鳥の鳥貴族がこの流れを色濃く反映しています。全てのメニューが低価格でサービスされているようなチェーン企業は、外国人パート労働者の過半数を占めていた中国人スタッフの代わりにベトナム人を雇い、彼らは全体の1%を構成し、東京都心の一部の店舗では、マネージャーを除く全ての従業員がベトナム人で構成される時間帯のシフトもあるのです。

約1年半前 24歳のベトナム人女性が鳥貴族の大阪支店で働き始めました。大学にも通う彼女は接客は好きだが日本語はあまりうまく話せないと話します。鳥貴族のタッチスクリーンを活用した注文システムがそんな彼女の仕事をよりスムーズにします。

チェーン店は仕事に意欲を持ち独自のネットワークを持つベトナム人が働く場として人気です。「ベトナムには焼鳥と似た料理があるので馴染みがあります。また鳥貴族がとても日本語を勉強する学生にとって働きやすい環境であると知り合いや家族から聞いてやってきました」チェーン店で働く学生は話します。

日本ベトナム協会の小川弘行マネージングディレクターは「ベトナムのマスメディアは比較的未発達で、口で伝わる情報は速い情報力と信頼性を市民から持たれており、その中で鳥貴族も有名になったのだろう」と話します。

チェーン店を拡げる企業は 2021年7月までに1,000の支店を運営することを目指しているため人材の確保が最重要課題です。急速に増加するベトナムのスタッフの訓練を支援するため、同社はベトナム語で説明された料理マニュアルビデオを制作しています。

 

「彼らの日本語接客を向上させるためにもっと多くのベトナム語でのマニュアルを作成する必要があります」と鳥貴族のHidehito Nakanishi氏は話します。

 

「ベトナム人のパート従業員は非常に勤勉で真面目です。彼らが日本語に問題がなければ最高の人材です」と 天狗などのレストランをマネージメントするテンアライド社長 は述べています。

7月現在 テンアライドには480人のベトナム人のパートが在籍しており、2014年

に比べて約10倍の増加となっています。同社のアルバイト内でベトナム人パートは日本人の次に多い国籍となっており約18%を占めています。

はなの舞などを手がけるチムニーもベトナム人による人材確保を狙っています。

チムニー内においても 6月時点 512名の外国人パートタイマーのうち42% 214名がベトナム人になっています。